契りの歌
「ご飯の時以外で話すのは久しぶりですねー。」
「そうですね。
昨日は、仕事に慣れるのがやっとだったので。」
「そうでしたか。
やっぱり、土方さんにこき使われまくってるんですね。」
そう言った沖田さんからは、黒い笑顔が出ていたような気がして、ついついどもってしまった。
「い、いえ。そんなことないですよ。
これからは、此処にまだ慣れていない私のために午後は自由にしていいと言われました。
実は、優しい方ですよね。」
「そうなんですか。
ふーん。あの土方さんが…。
でも、ああ見えて土方さんは優しいんですよねー。
良かったですね、花音さん。」
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