新時代神話
「人形の友達も人形に変えてやろうか?」

「来るな、来るな」

「すでに壊れてるみたいね?」


「おい、あの中にブラックリストが何人かいるな?」

「ええ、ブラックリストの半分以上は彼らのグループに所属しています。」



「来るな、来るな、」

パンッ、

幸大が風牙の頬を叩く。


「はっ!」

「目が覚めたか?」

「クッ、生徒会の奴らにこんな姿を見せるとは、」



「おや、正気に戻ったのか、なら、次は二度と戻らなくしてやるよ!」


「クッ、身体が、動かない。」


「動かなくて良い。

俺らに任せとけ。」


風牙の前に生徒会5人が立ち構える。



「面白いね?僕達に刃向かうなんて!」


少女が楽しそうに前に出る。



「雷人間か?」

ブラックリストに載っていた少女だった。


「まずいわね。

楓、雷系の攻撃、できる?」

「当たらないかも。」


「確かに、楓さんの命中率では、雷の速さには当たらないかと。」

「悪いけど、僕が楽にしてあげる!」


バリッ、

少女が消える。



ザシュッ、


血が宙に舞う。
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