新時代神話
あくまでも
生徒会室

「迷惑をかけて悪かったわ。

今日からまた、復帰するからよろしくね。」

叶、楓も復帰し生徒会メンバーが揃った。


「さっそく、最近変わったことは?」

「変わった、とは言えるかわかりませんが、この前の獣化事件以降、彼らの動きがないんです。」


「あの〜、それは良いことでは?」

楓が控えめに言う。


「いえ、彼らは作戦に失敗した者に粛正、という形でグループから廃除します。

なので、ここで行動しないのはむしろ怪しいですね。」



「そんなに悩むのならば、こちらから奴らを攻めてみるのはどうだ?」

風牙が言う。


「それはあまり好ましくないわ。
今回の被害も含め基本的に生徒会の人間と奴らの仲間同士。

一般生徒への被害が少ない分、こっちが仕掛けて何かあった時に分が悪いのはこっちよ。」


「ふむ。確かにな。」


「私達はあくまでも専守防衛を基本にするわ。


さて、話はこれくらいにして学食行きましょう。

今日は迷惑かけたお詫びに私達三人が驕るわ。」



「初めて来たけどめちゃめちゃ混んでるな。」


「場所は確保済みですから御心配なく。」
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