新時代神話
ところ変わり、

家庭科室


「ライカ=ファラディス。

久しぶり、かしら。」


「雫。

僕の邪魔をする気?」


「あら、私にたいして偉そうな事を言うのね?


水を使う私に勝てないくせに。」

「黙れ!」

バチッ、

わずかな電撃が雫を襲う。


バチチッ、

雫の表面を通り他のところに飛んだ。


「無駄よ。解ってるでしょ?

水は電気を通さない。

表面を通るだけ。

貴方の能力じゃ私は倒せない。」

「だったら、殴るだけだよ!」

「これ、何だ?」

スイッチを見せる。

「まさか?」


先程まで雫が立っていた場所の後ろを雫が指差す。


「起爆スイッチよ。

殴り掛かる前に押すわ。」


「無理だよ、僕は雷の速度でお前を殴る。」


「あら、雷になれなくなったって聞いたけど?」

「あれは、彼らを恐れたから、心と身体が噛み合わなかっただけだ。

彼らを恐れてない僕は、むしろ、今までより彼らと親しい僕は、雫よりも強いよ。」

「私に電撃は効かないのに勝てるの?」

「水に電気通すためにはどうするか知ってる?」

「はっ?」

バチッ、一瞬消え、次に現れた瞬間粉を雫に投げ、雫は全身に粉を被る。
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