新時代神話
ところ変わり、

「よく、ここに入ったわね。」


「爆弾を仕掛けて、万が一の時に校内の生徒の避難を不可能にするためには、この

『女子更衣室』が最適かと思いまして。」


圭吾は女子更衣室にいた。


「まぁ、あんたが来る事は知ってたよ。


私達の仲間には予知能力者が居るからね。

だから、今頃は他の場所でも自分の方が優位に立てる相手が来てるはずさ。」


「では、貴方が僕より優位に立てる、と?」


「ああ、あんたは相手の動きを読めるんだろ?


私の能力は、」


「『分身』ですよね?

羽島、纏さん?」


「さすがだね。

その通りさ。

つまり、あんたがいくら動きが読めても、複数なら難しいだろ?


もし、読めても、避けきれないなら、意味がないだろ?」


「それは、そうですが、僕の仕事は爆弾を止めることですから。

勝てなくとも問題ありません。」



ところ変わり、

屋上


「見つけたわよ!」

「貴方が来ると解っていましたよ。

私は予知能力者ですから。しかし、貴方が弓を持ってくると言うのは知りませんでしたがね。」


「まだ、貴方には何もしないわ。
爆弾の解除と、魔法陣の解除が終わったら、貴方を捕らえるわ。」
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