kiss☆して? ダーリン☆
言えるもんなら言って…
「ラスベガス、らっこ、らっきょ、らっかせい…」
い、色々ありますね…。
けどけど!
これで負けるもんかっ!!!
「でも! そんなにあるなら、なんで教えてくれなかったの?! 教えてくれなかった罰を受けるべきだと思いますっ!!!」
「・・・」
呆れた顔をしてる颯太。
「そだね。颯太も一緒に…「冗談じゃねーよ!」」
「いーじゃないか。ちょっと位、手伝えばいいだけだろ?」
フッ。
見方が居ると楽だねぇ…。
↑(悪代官かよ!)
3対1となったら…
こっちのもんよ!!!
「一緒に買いだし行こっ!! 颯太!」
アタシは颯太の手を引っ張る。
颯太は一瞬、躊躇ったものの、溜息をついて大人しくついてきた。
「…見た? 今の」
「…ああ。 初めてだな」
アタシ達が出て行った部屋で、そんな会話がされてるなんて思わなかった。
アタシは変わらずに、颯太の大きな手を握りながら、スキップして歩いてる。
「おい」
「なに?」
「お前、どうやって出て行く気だ?」