kiss☆して? ダーリン☆
こんな当たり前の事で、喜ぶアタシって…
でもまあ、こんな先生だからね。
ほっとくと、勝手に話を進めそうだな…。
ちゃんと話を聞くようにしようっと。
「あ、そう! じゃあ大丈夫ね!! あ、はい。 これが藤井さんの寮の鍵。 夜更かしはダメよ? それと、外出も禁止ね。 もし…の事があったら…ね。 分かってるわよね?」
「は、はあ…」
先生のドス黒い笑みに、一瞬で背筋が凍りついた。
ガラッ
っておい!
まだ心の準備がっ!!!
「おはよ~! ってあぁ゛――っ! 高円寺達またサボりかぁ?」
「そーみたいです!」
高円寺たち?
サボり?
……悪い子達なんだな。
「せんせー! 転校生はぁ?!!」
「お! もう伝わってたかぁ!」
転校生って…アタシですよね。
「はよ見せろやぁ!」
「田中ぁ゛――っ!! お前惚れるなよ?」
「え? 可愛いの!? 早くぅ~」
って! 良く聞けばアタシ勘違いされてない?
可愛いって…違うし!