kiss☆して? ダーリン☆
「……おい、降りろ」
「え…?」
「着いただろーが」
「へ?」
あ、ホントだ。
アタシ、途中から記憶がない。
「…降りろ」
「降ろしてよ!」
「降りれるだろ」
「無理な事ゆーなっ!!」
颯太は大きな溜息を吐きながらも、ゆっくり降ろしてくれた。
「ってか! 何コレ?!!」
「知らね」
「知らね、違うよっ! コレ、颯太が集めたんでしょ?!」
「はあ?」
はあ?じゃないよ!!
アンタが集めたんでしょーがっ!!
アタシ達の周りは、今女達に囲まれてる。
どこにスーパーがあるんだ…?
アタシは背伸びをして、確かめようとするけど…
見えなぁ―――いっ!!!
やっぱ、颯太連れて来なければ良かった!
「ったく。マジでウゼぇ」
颯太は女達を睨んでるし…
女達はアタシを睨んでるし…
ここは修羅場か?!
……冗談言ってるヒマなんてなぁ~い!!
どしよ…。