kiss☆して? ダーリン☆




――キーンコーンカーン…

「はぁ~! 疲れたぁ…」
背伸びをするアタシを見て、笑う啓。

午前の授業はここで終了。
お昼を食べたら、午後の授業。

あ―――っ!
めんどくさっ…。


ゲッ!
これどこかで聞いた事がある!!
アタシ颯太から移ったかも!

アタシはあぁ゛――っと言って、机に突っ伏せた。


「沙希いぃぃぃいいいっ!!!」
「へ?」

ドスッ
「う゛っ…」

凄い衝撃でアタシに抱きついてきた翔。

「「「キャアアァァァアアア!!」」」
女子達の悲鳴が上がる。

「しょぉーうぅ?」
アタシは威圧を込めて、翔の名前を呼んだ。

「ハハッ。許してやれ。一応これでも我慢した方なんだぞ?」
「優輝…」

これで我慢した方って…
まあ、朝から今まで喋ってないしね。

「うぅ゛…」
あ、あの…
背中がさっきの衝撃で痛いんですケド…



< 74 / 88 >

この作品をシェア

pagetop