kiss☆して? ダーリン☆




「…お昼どーする?」
「え? 食堂に行くぞ」

あ、そっか。
お昼だけは食堂で作ってくれるんだっけ?

「じゃあ、そうっ――「颯太様ぁ~! 一緒にお昼頂きません?」」

アタシが颯太を呼ぼうとしたら、女の人3人が颯太に近づいて行った。

「……あ?」
「キャアア! 寝ぼけてる颯太様素敵ぃ!!」

怖くないの?
アタシは不思議に思って、その雰囲気を見ていた。

「私達と一緒にお昼食べません?」
「……ヤダ」

は、ハッキリおっしゃますね!
颯太さん…。

「残念です。じゃあ、次は一緒に食べましょうねぇ! オーホッホッホッホッホッ!!」

ま、マンガで出てきそうな笑い声。
それを眉間に皺を寄せながら見てる颯太。

……絶対機嫌悪い。
うん、絶対に。

アタシはゆっくりと颯太に近寄った。

再び、机に突っ伏せる颯太。

「お~い!」
「・・・」
「お~い?」
「・・・」
ほら。
機嫌悪いんだって。



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