kiss☆して? ダーリン☆




「パルミジャーノチーズのリゾット2つ」
隣から、颯太が言ってくれた。

「あ、それです…」
アタシが苦笑いをすると、店員さんは微笑み「かしこまりました」と言って、消えて行った。


「……あいつ等遅すぎね?」
「あ、そーだねぇ…」

さっきから、結構経ってるのに…
なんでだろ…?

「…ねえ」
「なに」

だから!
なんで“なに?”じゃなくて“なに”になんのさ…!!

でもまあ…
「アタシの事、嫌い?」
「は?」

だって、さっきからアタシを居ると、機嫌悪いじゃん!!

「嫌い?」
「・・・」

そ。嫌いなんだ…。

「じゃあ! アタシ頑張るからっ…!!」
「…?」
「アタシ、颯太の友達になれるように、頑張るからっ!」
「は…?」
アタシは何か言いたげな颯太に微笑んだ。

「おまたせしました。パルミジャーノチーズのリゾット2つです」




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