kiss☆して? ダーリン☆

颯太~side~





“アタシ、颯太の友達になれるように、頑張るからっ!”

そう言った次の日から、アイツに異変を感じた。


日に日に、痩せて行くアイツ。

アイツ、マジで言ってたのか…?


ウゼぇくらいの元気もない。

そして、最近。
無理して笑う事が多くなった。


アイツの異変には、みんな気付いてる。


別にいい。
そんなに頑張らなくていい。

何度もそう言おうとした。


でも、出てくるのは全く思ってない事だらけ。


今となっては、後悔ばかりが押し寄せてくる。


ただ、名前を呼ばなかっただけ。
ただ、からかっただけ。


それだけなのに、コイツは本気にして、
変わって行った。





< 84 / 88 >

この作品をシェア

pagetop