゚。+ 空の向こうに君がいた+。゚
「あたし、奈々さんと同じ髪型にしてみたよ。似合うかな??」


あたしの部屋にある写真の中の奈々さんに話しかける



端から見たら相当頭が可笑しいと思われると思うけど、これがあたしの日課



話しかけると

写真の中の奈々さんが笑ったような気がして、嬉しくなる

「えへへ☆」




「…奈々さんに会いたいなぁ。」


今どうしてるんだろう??


「会って話がしたいなぁ。ねぇ、奈々さんは今どうしてるの??」



写真は答えてはくれない…

当然か…



ママから奈々さんの話を散々聞いて育ったから、とても他人には思えないの


日に日に募る、会いたいという気持ち




あたしね、奈々さんとは良い友達になれる気がするよ―…









「奈々さん、いってくるね♪」


いつものように写真にいってきますを言わなきゃ、あたしの朝は始まらない


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