゚。+ 空の向こうに君がいた+。゚
「そ、そんな…恵理ちゃんが謝ることじゃ……」

頭上げて!!恵理ちゃん!!

突然のことにあたしはわたわたと慌てた


「本当にごめんなさい。女の子の頭叩くなんて…いっちゃんなんかに回覧板任せちゃったばっかりに…」

「別に大丈夫だから!!本当に!!」

「本当に?」

昨日はすっごいムカついたけど…

「うん。」

「良かったぁ…」

恵理ちゃんって良い子だなぁ…



「でもどうしてあたしだって分かったの??」

「いっちゃんに吐かせたのよ、特徴とかをね。それで朝から探しまくって、やっと見つけたってワケ。」

「よく見つけられたね…」

あたしなんて普通なのに

「うん、同じ髪型ならチラホラ居たんだけど、そのホクロのおかげでね!」


ホクロ?


あ、これか…


あたしには左目の目尻の下にホクロがあるの


「なかなかそのホクロの人いないじゃない?だから分かったんだ♪」

「そっかぁ…」

たまにはこのホクロも役に立つんだ…



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