゚。+ 空の向こうに君がいた+。゚
「わ、悪かったよ……すみませんでしたぁ。」

いっちゃんと呼ばれた男はかったるそうに謝った


なんか、感じ悪ーい

「うん!どう?許す??」


本当はあんまり許したくないんだけどなー…


でも、なんか面倒だし、許す!


「うん、許してあげる。」

「良かったねぇ、いっちゃん♪」

バシっといっちゃんの肩を恵理ちゃんは叩いた

「いってーな!!何するだよ、恵理っ!!」

「あははっ(笑)ごめ―ん。昨日の奈々子の仕返しよっ。」


あたしはその2人のやりとりをただ呆然と見てた


仲良いなぁ…て


あたしには女の子同士でもこんな風にしあう友達がいなかったからちょっとだけ羨ましかった





その後いっちゃんは用事があるからって先に帰っていった

今はゲーセンを出てふらふらと外を出歩いていた


「ねぇ…恵理ちゃん?」


ん??って恵理ちゃんは振り返った



「いっちゃん…さんは恵理ちゃんの彼氏??」

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