゚。+ 空の向こうに君がいた+。゚
ミルクティーは残り1つ


だからあたし達は譲れない



譲る

譲らない


さっきから何度この会話をしただろうか?


コンビニにいる他の客も店員もあたし達に注目しだす



でもそこにKY(空気読めない)客が入ってきた

KYは言い過ぎかも

今入ってきたばっかだし、中で一体何が起きているかなんて知るはずもなかった


「お、ラッキー♪」


今入ってきたばかりの男がそう言って、棚に並んでいるミルクティーを取った



え??


えぇ!?



「ちょ、ちょっと……それっ」


そう止める声も聞かず、男はレジに向かっていった



う、嘘でしょ―!?


こんなあっさりと…


しかも今入ってきた男に…ミルクティーを取られてしまったなんて



あたしもあいつも唖然としてしまった



あたしはへなへなと座り込んでしまった


なんでこうなるわけぇ―…


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