愛しい人
今は4月だけど今日は風が肌寒い。
廊下がヒヤヒヤして
寒くなってきたあたしたち。
考えたことはまた同じだったみたい。
由奈が教室に入ると
2人分の鞄をとってあたしに渡すと
あたしたちは猛ダッシュで廊下を走り
階段をかけ降りた。
後ろでは怒鳴る先生の声が聞こえる。
先生から逃げ切り門を出たあたしたち。
由奈「立たされるくらいなら
サボった方がマシだぁい!^^」
二人でとぼとぼ歩いてると
男子校が見えてきた。
真実「ここ?」
由奈「裕也って人がいる高校?」
真実「そう」
由奈「ここだよ~♪♪
忍び込む?(ニヤ)」
真実「本気~?」
由奈「本気だったりして~♪」
そう言って高校の門へ向かって
由奈が歩いて行った。
今回はさすがにまずいでしょ。
と思いつつあたしも由奈の後ろを歩いてついていった。