愛しい人
しばらくして
由奈「ふぇ…あたし顔ぐちゃぐちゃ…
泣きつかれちゃった♪(笑)」
真実「ふふ。これあげる」
そう言ってあたしは由奈に
さっき買ったお茶を渡した。
由奈「ありがとう★」
もちろん開いてないやつを。
あの人が飲んだお茶。
由奈がお茶を飲んだときに
あたしも少しだけ口をつけた。
少しだけ。
ほんの少しだけだけど
胸がキュンとした。
ただのお茶なのに。
呑み口に口を付けたとき
ちょっと幸せになれた。
気持ち悪いって
自分では自覚してるけど
この気持ちには敵わない。