私の敵はチビ会長
教室は綺麗に飾りつけらけていて本物のお店さえしのぐ勢い…
でもあたし達にはそれをゆっくり見る暇もなくて
未夜やそのほかのクラスメイトに怒られながら悲しく着替えをした
『きゃぁぁああっ!!!?///』
『志穂超かわいぃ〜☆』
あたしを見て女の子の悲鳴が上がる…。
大袈裟だって…
鏡での自分の姿を見てため息。短いスカートをちょっとひぱったりしてみる
あたしの格好は魔女?とんがり帽子に黒のミニスカおまけに黒のセーターコートときた
暑い…。コートが風を遮断してる
『志穂ぉ〜?でき…うわっ///』
カーテンを笑顔で開けた沙織は赤面顔であたしを疑視…
怖いんだけど。
怖いぐらい口をあけっぱの沙織は
これまたミニスカで、でもあたしと違って白いポンチョに猫耳
うわぁ〜♪かわいい!!
あたしも赤面になりそうな顔を押さえて沙織を見る
『かわいい!!なんの格好?』
『え…あ。私は化け猫…』
心ここにあらずって感じで答える沙織はまだあたしを見てる
着方おかしい…のかな?
慌てて自分の服を手直ししてみる。だけど視線は変わらないまま
しばらくお互い黙っていたら急に沙織がフラッと着替えルームから出っててしまった
…え〜と…どうすれば?
『未夜っ!?ちょっと来て?』
『あ、沙織。わぁ〜すごい似合ってんじゃん!看板娘は沙織に決まりだね。』
『ありがと♪でも早く来て!!』