私の敵はチビ会長




若干イラッとしながらも笑顔で答える





『今から作ろうと思ったとこだけど?』

『あっそ。じゃあ作ってみて』




キャラが変わりつつある前田君に戸惑いながらも、嘘をつきとうせるか不安になってきた



へこたれてた背筋をぴしっと直し、まずはジュースから






『…フッ』



こんだけでも笑われてしまったあたしは赤面…



笑うな!!集中出来ないじゃん





前田君を睨みつつ、なんとかメロンソーダとミルクティーを完成させた





『はい、どうぞ!!』

『ん?おぉ…出来てる。』



イスにもたれながら寝てた前田君はあたしの声を聞いて起き上がってきた




それにしても…びっくりしすぎだから!そんな疑いの眼差しをむけないで!!





『あんま見ないで?売り物だし。』

『分かった。じゃあ出してくるな?その間にガトー完成で』




ニコッといじわるそうに笑って傑作のジュースたちを持っていく



うっさい!作れないと思ってんな



悔しそうに床を踏み鳴らすと他の人が見てくるのでさっさと持ち場に戻った




ていうか…なんで試されてんだろ?





不思議に思いながらガトー製作に取り掛かる






















< 103 / 485 >

この作品をシェア

pagetop