私の敵はチビ会長





ゴッ



痛っ…。






頭を二人ともゲンコツで殴られたんこぶが出来そう…




未夜の説教はまだまだ続いてく



あたしはすごく落ち込んで、前田くんは大丈夫かなと思ってチラッと横を見た



俯きながら猫みたいにしゅんとうなだれてる前田くん




か、かわいい…!!


あぁなんか耳が見えてきた



そんな可愛い前田くんを見ると可笑しくてなぜか自然と口元が緩む







『ちょっと!?聞いてんのっ志穂!!』

『は、はいっ!ごめんなさい!!』

『はぁ〜…。まぁいいよ。お客いるから志穂行って来て?』




笑ってるところを見たのに全然怒らない未夜に逆にあたしは目を見開いて驚く




だっていつもの未夜だったらすごく怒るのに…






不思議に思いながらもペコリと頭を下げお客さんの元へ走っていく






『あっ志穂!!』

『あんたはここにいなさい!!!』




後ろで前田君がまた未夜に怒られてる





ごめん…前田君



あたしは助かります















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