私の敵はチビ会長









ーーーー20分後ーーーー











『ふぅ〜…。やっと綺麗になったねっ!』




手の甲で汗をぬぐいながら葉月先輩がつぶやく



あたしもにっこり笑って見せたけど限界寸前…。





ソファーに葉月先輩と寝そべりながら眠りそうになる




こんなに疲れてるのには訳があるんだ…









最初は5人一緒に片づけをしていた。




とても汚くてよくこんなに出来たなぁ〜って思うほど

だけどもくもくと作業をしていたら5分には半分を終わりそうだったから



楽な気持ちで鼻歌なんて歌ってた








でも10分たったら急に欄さんがダウン…




貧血気味ですぐに帰るって言って保健室にまで出かけていった





大変だなぁ〜って思ってたけど次には沙織がダウン



結局あたしと葉月先輩と優さんで片付けることに…






5人から3人に減ったことであたりまえだけどペースが落ちってって


必死に働いてもこんなに掛かっちゃったしかも、クタクタだし。






会長はまだ機嫌悪いし…。





『はぁ〜…。それにしても欄さんと沙織遅くない?』





すでに死んでる葉月先輩に問いかけてみたが応答なし


チラッと顔を覗いてみたら白目を剥いていた







…そっとしとこ。









『欄と沙織はもう帰ったらしいよ?』

『…えぇっ!?帰ったぁ?』

『うん。メールきてた』

『本当だ…。はぁ〜…。沙織め。』




背もたれにドサッと倒れこんだら葉月先輩をつぶしそうになり焦った






はぁ…。

あたしも帰ろっかな






鞄を持って立とうとしたあたしの肩はグッとで捕まれ


ソファーに押し戻された






な、なにっ!?












































< 183 / 485 >

この作品をシェア

pagetop