私の敵はチビ会長







っ!?

黒板!?





なにそれ



じゃあ沙織がいなかったらこんな写真が他の人にも…



自分でも血の気が引いていくのがわかるぐらい、顔色が悪い



沙織も心配して背中をさするほど






…会長は…見てないよね?




こんなもの嘘だとわかっていてもさずがに心配になってくる







『…大丈夫。他の人は誰も見てないはずだからぁ』

『…本当?』

『うん。だから泣くな!?』



あたしの気持ちを察っしてか優しく沙織がいってくれた


良かった…




でも、誰がこんなことを?




どう考えてもあたしに恨みがあるに違いない



会長はいつも皆の中心で恨まれることなんてないと思うし






っまさか…あの子が?




もしかして、今日のクラスの雰囲気と関係があるんじゃ…。








ゴン



『〜っ!!たぁ〜!!』



おでこに激しい痛みがはしったと思ったら、あたしの目の前に細い指があった



半泣きのあたしはにらみながらその指の人物を見た






『なにすんの!?』

『あんたがバカ面さげてるから。しっかりしな!!』



あたしを睨み返しながら言うのはもちろん沙織



しかも語尾をのばすしゃべり方じゃなくて本当にびっくり



睨まれたあたしは赤く腫れあがったおでこをさすって冷ます







『これがせなんでしょ?だったらなんでそんな不安そうな顔してんの!?』




だからってデコピンしなてもいいじゃんか…


文句言いたいところだけど言ったら殺されそう



あたしは反射的に言葉を飲み込む
















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