私の敵はチビ会長






俺はニッコリと笑いながら男を語ってる女を睨む


いい加減にしないと放り出すぞって意味で…




それが通じたのか嫌そうだけど話をやめた女


でもかわりにさっきのコーラを持ってきて飲み始めた



〜っこの女ぁ




イライラが募っていくのを感じる


そろそろ表情も壊れそう





『…ふぅ〜。わかったって?そうおこらんで?話すから』

『早く。』

『焦る男は嫌われるよー?まぁいいや。じゃ!回想で話します』


















ーーーーーーーー3時間前







俺はいつもより早く家を出た



なぜかわからないけど奈梨に話したいことがあるから来いって言われたから



それがすっごい早い時間の設定で朝の5時に家をでるはめに



普通この時間って寝てるだろ?



奈梨の奴いつも遅刻してくる癖によ




わけがわからなかったけど、まぁ約束だから仕方なく家をでた








『ぶわっ!!さみィ〜』



扉を開けた瞬間吹き付ける風が俺の体をたたきつける


そういえば…天気予報今日見てなかったかもな



玄関に置いてあったマフラーをすばやく首に巻いて寒さをしのぐ





…あいつも寒いだろな



いつも薄着な奈梨の姿を思い出してもう1枚マフラーを持って出掛けた











『ん?』



いま…猫の声が聞こえたんうな?




幻聴かわからないけど、確かに聞こえた猫の鳴き声



弱々しく小さい声





俺はなぜかすごく心配になって聞こえた方向


藪の仲へと足を踏み入れた
















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