私の敵はチビ会長
元カノ
『…ねぇ?ペン落ちたよ…?ねえってば!』
『……あ。わりー。』
『どうしたの…?』
おれは崎守の言葉には答えず、
ただただ落ちたペンを見ていた
【じゃあ、私達はこれからもずっと一緒だね!】
【あたりまえ!俺たちはずっと一緒だ。】
忘れていた遠い記憶
それがなぜか今
俺の頭の中を駆け巡ってる
懐かしい人の声
そして永遠に誓った約束
…なんだこれ?
なんでこんなもんが…。
『…ッ…亜姑。』
『…あんた…亜姑のこと知ってんの?』
真剣なまなざしを向ける崎守
でも俺はそれにも答えようとはしない
…亜姑
まさか、本物の亜姑か?
いや、そんなわけ…
だって…あいつは
【…ごめっ…わたしっ…藍川くんと…一緒にっ…いたくないッ!!…】
『〜っ!!』