私の敵はチビ会長
『そ、聞き込み!!で、見た人によると二人は猫を通じて知り合ったみたい。』
『…猫?会長猫なんて飼ってないよ?』
『なんか迷い猫?を一緒に助けたらしい…。』
猫助けるって…会長らしいけど…
いままでの話を聞くとあたしが想像してた話して全然違うくて戸惑ってる
だって…付き合ってると思ってたのに初対面?
なにそれ…。
体中の力が抜けていくのを感じる
緊張してそんした
なんだったの?あたしのあの決意
でもそんなことより会長が付き合ってないことがすごく嬉しい
自然と口元がにやけそう
…良かった。
会長は優しさでクルみちゃんを案内してただけなんだ
それにしても…欄さんはなんであんな深刻な顔してたんだろ?
それに、過去の話ってなに?
『で…その女がここにきた目的っていうのが…どうもある人を探してるらしい』
『…ある…人?』
『あぁ、1人は迷子になって友達。』
『友達?ってか迷子!?』
迷子ってやばいじゃん!!
猫よりそっち助けないと!
『…でも。その友達っつうのがやっかいなんだよ』
欄さんの顔つきがさっきより険しく豹変していく
なに…?
友達が…やっかいってどういうこと?
背中に一筋の汗がつたっていく
なにやら悪いよかんがして、顔がこわばる
『…そいつ……恭哉の…元カノなんだよ。』