私の敵はチビ会長





『…志穂…必ずまた会えますよ。』



そう言いながら新幹線へと乗り込む亜姑とクルみちゃん


亜姑の目にも涙がたまっていた




『うんっ!!また会おうね!!』



その言葉をかき消すように大きな音を鳴らし新幹線はあっけなく行ってしまった



なんでだろ…?

少ししか一緒にいなかたのにすごく胸が痛い…。




あたし達には静かな雰囲気が漂い、誰もなにもしゃべらない


そんななかチラリと会長を見る



悲しんでるかなーとか思いながら盗み見たのに会長となぜか目が合ってしまった



『っ!!な、なに見てんの!!?』

『はぁ?…別に。』

『別にって……そっか。』

『うん…。』

『…亜姑に、なにか言わなくてよかったの…?』

『ケータイあるんだし、いつでも言えるから』

『そう…へーえ。』




微妙な空気…

いつもみたいに長続きしない



それに久しぶりだから余計緊張する



ヤバイ…

心臓がうるさい!!















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