私の敵はチビ会長
『あれ?志穂じゃん!!』
『え?』
名前を呼ばれて振り返るとそこには、
大荷物を持った未夜とその家族
は?
なんでここにいるの…?
目を丸くしていると未夜の存在に気づいた輝が未夜に勢いよく抱きつく
倒れ込む未夜の上で泣きながら嬉しがる輝
それを見てるとあたしまで笑えてきちゃう
みんなで未夜のまわりに集まると、輝に倒されふてくされてる未夜に次々に質問を浴びせた
『なにしてたの!?』
『どこ行ってたの!?』
『なんで連絡してくれないの!?』
『あーもう!!うるさい!!旅行だよ。旅行!!』
え…?
旅行???
みんなが声を失ってると、後ろから呆れ返った声がした
『おまえら、アホか。愁璃(シュウリ)の欠席理由だったら担任がちゃんと知ってたけど?』
『…』
じゃあ…
あたし達が知らされてなかっただけってこと?
先生っーーーーーー!!!