私の敵はチビ会長
え…
欄の声で我に返ると俺は椅子を倒し飛び起きるような格好で立っていた
周りを見ると進と華月先輩が楽しそうに笑ってる
その笑顔をみた瞬間俺は自分がしたことに気がついた
『おーい?どした?』
『な、なんでもない!!さき帰るわおつかれっ!!!』
顔に伸びてきた欄の手を振り払い
ダッシュで生徒会室を出る
な、なにやってんだ!!
なんで志穂の名前なんかに!!
自分の家に帰っても妙に落ち着かない
そわそわしてさっき自分がやったことをくやんでも悔やみきれない
絶対進と葉月先輩はよからぬことをかんがえただろう…
最悪っ!!!
『はぁ〜…勉強でもしよ』
気を少しでも紛らわすため集中できる勉強をやろうと思った
けど…
『最悪…勉強道具わすれた』
あのとき急いで生徒会室をでてきたからなにも持ってない
それどころか金もけーたいも忘れてきた
また…とりにかえんないと
でもいまいったら絶対いじられるから、また明日生徒会が休みの日にとりに行くことにした