私の敵はチビ会長





プッ??


聞き慣れない音に動揺していると、ふいに龍而が片手をどけた




その顔を見たとき、なんとも言えない物が体中を走った


それは体中に熱をあたえてく




龍而は本当に嬉しそうに微笑んで上目遣いでこっちを見ている



そして吐き出すように呟く



『たくっ…いまの顔反則だろ…』

『え…なにが!?』

『なっ///なんでもない!!』



な!?

逆ギレ!?


焦りすぎて怒ってる龍而にあたしの負けず嫌いに火がついた




『言いなよ!?』

『言わねぇ!!』

『言いなって!!』

『ちょっ…手を使うのなし!!』



ついついいつもの癖でてしまった手を龍而は腕ごと簡単に掴む



それがまたムカついてもう一本の手をだしてもまたしても掴まれてしまった






『ちょっといっかい落ち…』



そのときコツンと音がして



『……おい、なにやってんの?』



龍而の声を遮って背筋も凍るような冷たい声が響く






















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