私の敵はチビ会長
『もう、なんなの!?突然割ってはいったと思ったら龍而と喧嘩しだすし!!』
『あれはあいつが…』
『言い訳しない!!』
あたし達はいま、あのベンチから少し離れたどこかの部室のなかにいる
動揺してたため変なところにはいちゃったんだ
というか…本当は休憩したかった
あたしがどれだけ怒ってもふてくされて龍而のせいにする会長
まるで、子供だ…
そんな会長に呆れながら疲れた両腕を治していると、
会長が近づいてくるのを感じた
ッ!?
振り返るとそこにはドアップの会長
相変わらず果実のいい匂いが漂ってくる
『な、なに!?』
『いや…痛そうだなぁ〜って…』
…誰のせいだと思ってんの!?
フツフツと怒りが煮えたぎる思いだったけど押さえ込んで睨むだけにしておいた
睨まれても不思議そうにきょとんとする会長
…かわいい
その顔に見とれていると、会長のきれいに整えられた唇がうごく