私の敵はチビ会長





『はい♪確かに。では早速今日から始めさせていただきますが、よろしいですか?』


慣れた手つきで紙を閉まい上目遣いで笑いながら聞いてくる



あたしは一瞬ドキッとしながらも思わず頷いてしまった


驚く沙織。

その顔は不安そう




あっ…やば。

仕事内容もよく分かってないのに…



普通の人は勉強してくるもんだって進くんは言ってたけど、やってないあたし達



どうしよ…



オロオロしながら男の子に目で訴えてもなぜか笑うだけ


どうしろっていうの!?




『では、着替え室があるのでそちらで制服に着替えてください♪10分後にはロビーにあるスタッフ室に集まってくださいね♪』

『えっ!あ、あの!!着替え室はどこに…』

『係の者が案内いたしますからご安心ください♪部屋を出たすぐに待機させてありますので♪』



席を立つと応接室の扉を開け、礼儀正しくお辞儀をする男の子


しかも、ちゃんと笑顔つき



あ、あれをやるんじゃ…ないよね?


男の子のあまりの完璧ぶりに戸惑いを隠せない



男の子の背景に王様がいるのが見えるよ…

まるで執事。




あたし達は困惑しながら扉から外へでていく


そこには髪をポニーテールにした女の子がうやうやしく頭を下げている


そしてゆっくり頭を上げまるで天使のように微笑む



か、可愛い!!///








『ここでございます。どうぞごゆっくりいたしてください。』

『ありがとうございます!!』



天使の笑顔に送られ幸せな気分で着替えを始める。


着替えはちゃんと用意してあって綺麗に折りたたまれていた















< 386 / 485 >

この作品をシェア

pagetop