私の敵はチビ会長







<恭哉>





『あ~…ダルい…。』



俺は生徒会長専用のイスにもたれながら独り言で愚痴を言う



なぜ独り言になるかというと俺以外他の奴がいないから


そんなわけで、

愚痴くらい勘弁してほしい…。




最近ハマってる棒つきの飴を口の中でカランと転がしながら


学校資料を目から外す





『…はぁ、疲れる』



ギィ


軋む音を聞きながらボォと天井を見上げる




だけど決してサボってるわけじゃない

今は休憩だからこんな感じだけど本当はすげぇ仕事してる



生徒会の仕事をサボってやがる奴らの分まで…



てか仕事サボりすぎだろ!!

これで一週間連続だぞ!!


生徒会長の俺に仕事全部任せるってどういうことだっての!!



眉がピクピクと痙攣する



奴らとは生徒会メンバーのことで、今日仕事してる奴なんて俺入れて2人だけ。




ありえねぇ…


…俺も帰るか?





『ダメだよ?』

『ぎゃぁぁああっ!!』




ドッシーン!!!


突然、耳元に声が聞こえたと思ったらフゥとかかる息

ゾクッと寒気立ち驚いて叫ぶ




『痛っ…』




真後ろにこけた俺は運悪く角に腰をぶつけたらしい


……最悪


つうか誰だよ!??

















< 4 / 485 >

この作品をシェア

pagetop