私の敵はチビ会長





まだうるさいその人達に沙織が大きい声で叫ぶ


大きく息を吸って吐き出した声に耳が痛くなって耳を塞ぐ






『はぁい注目!!待ちに待った女子の登場ぉ<emj:136>』

『待ってない。』

『るっせぇ!失礼すぎだから優は!!』

『…あ、志穂ちゃんじゃん!!』

『知り合いなんですか?郁くん…』

『…どうせ、口説いた女だろ。』





沙織の呼びかけに様々な野次が飛んできて

中でも優さんと知らない男の子の野次が強烈





…待ってないって…

待ってもらってもないから!!



てか、誰!?

中には見知った人達もいるけど知らない人が2人



ずーとおどおどしてる髪の長い女の子と

さっきの強烈野次をだしてた人で目が睨んでるようで怖い





困惑するあたしに優さんに突っ込んだ欄が爽やかに笑って手を引く


誘導されるがままあたしは欄さんの隣に腰を下ろした




…えっと…

余計に困ってしまう





助けを求めるような目で沙織達を見ると

沙織は黒髪の女の子と水城さんと話していて、





輝は…

葉月先輩に捕まっていた。






『君かわうぃ〜ね!!』

『は、はいッ!?』



葉月先輩に捕まったら終わりだ

当分離してもらえない




今度は輝がSOSを出してきたので、仕方なく助けに行こうとした







でも



グイ






































< 417 / 485 >

この作品をシェア

pagetop