私の敵はチビ会長
『ッ!!』
グイ
それは会長で勢いよく引っ張られた体は案の定会長の胸に納まる
ドクン
会長の胸が直にあたしに触れたような感覚に陥る
寝間着はあたしのはもちろん、
会長のも…
う、薄い!!///
会長の鼓動が触れ合った部分から伝わってくる
それに、会長の体温も甘いシトラスの香りも
胸に当てた手は尋常がないほど熱い
会長は、
こんなの…平然とできるの?
ドキドキが苦しくて上目遣いで会長を見る
会長はずっとあたしを見ていたようですぐに目が合う
でも、またすぐに逸らされてしまった
だけど…
今回は傷つかない
変わりに心拍数と体温が上昇していく
会長…
耳真っ赤///
『クス…』
『ッ!!…笑うなっての』
少しだけ文句を言いに顔を向ける会長は、
なんと頬まで赤かった
…やっぱり
会長ずるいじゃん
『はーい。はーい!!ストップ!!そこのお熱い二人。…正直…うざい』
せっかくの久しぶりの会話に釘を刺したのはなんと…
葉月先輩…
普段からは考えられない葉月先輩の叫び
いつもなら面白がってからかうのに…
『…熱くないから』
そう冷たく言ってあたしの肩を押し戻す
離れていく会長の体温
あたしは完璧に元の位置に戻され、後にはポケーとしている郁さん
お前だったのかと心のなかで思う
あたし…
いまの体温すごく心地よかった