私の敵はチビ会長
子供みたいに無邪気な郁さんに会長はきまりが悪そうに黙る…
不機嫌そうに睨んで見えないところで立ってる郁さんのすねを蹴ってる
あたしには見えてるんだけど…
痛そう
それでも屈しない郁さんはあたしを見て『早く早く♪』と楽しそうに言う
本当はちょっと気になってたからすぐに行きたかったけど、
会長の前だし、ためらって会長を見る
でも、会長はげんなり顔をして嫌だの一点張り
あたしの期待の目にも気づいてない
『郁たちでやれよ。俺と優はやんねぇ』
『はぁ?なに言ってんだよ。恭哉がいないと意味が…』
『意味ってどうゆうことだよ?』
会長の質問に答える前に郁さんの悲鳴が聞こえた
悲痛な叫びで心に響く
ゴン
郁さんの頭から鈍い音が聞こえて郁さんが頭を抱える
『いってぇ!!!?』
『なに口走ってんのぉ!?ぶつよ!!…さぁ、恭哉、優、…志穂?始めよっか?』
…怖いッす。
『『『……はい。』』』