私の敵はチビ会長





あたしは未夜を軽く睨んだ。


でも逆に嘲笑うかのように笑ってくる…




なんか…未夜って人をいじめんの好きなのかな…?


てか好きそう…。





…それにしても。


どうしよ…メール…。




もうみんな登校してるし、いまから行っても間に合わないよね?




あたしはケータイをチラッと見てまた考える…






『なに考えてんの?』

『へ?…あ〜…うん。…なんでもないよ?』

『えぇっ!?うそでしょ?言ってよ!』

『ううん!本当だって!!だから大丈夫だよ?』

『う…ほ、本当ぉ?』




さっきまで強気だった輝が言葉につまったようで上目遣いで聞いてくる


か、かわいい!!




輝は童顔なのに目元がくっきりしてて目力がすごい…

そんな可愛い輝にわたしはつい笑みが零れる



笑ったあたしを見て輝も口元が緩む






『ふ〜ん…でも困ったことでもあったら言いなよ?』



一人ふに落ちてなっかた未夜も渋々納得してくれた




フッ…。未夜もかわいいなぁ〜…






『うん♪困ったことがあったらすぐ相談するね?』

『よろしく〜♪』

『あ。あれ沙織じゃない?』

『あ〜本当だ!!沙織ぃ〜!?』




あたしが手を振った先にはバッチリメイクをほどこした沙織が立っている




輝はもう沙織の元にたどり着いて笑顔を振りまいていた



速…。






『あれぇ?4人だけ?みんな遅いね…』

『遅刻だよ〜みんな♪』









それから数分後…みんなはちゃんと登校してきた





















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