私の敵はチビ会長
キーンコーンカーンコーン
『『『ありがとうございました。』』』
つ、辛い…。
高校生ってこんなにつらい!?
勉強はついてけないし、体育といったらこの年走る距離じゃないでしょ!?
ってぐらい走る…。
まぁ、得意だからいいけど、輝なんてやばい…
あたしは窓を閉めながら外を見た
『あ。鳥が鳴いてる…泣いてんのかな?』
『ねぇ〜!?志穂!』
『え!?…どうしたの?輝』
『今日さ、志穂の部屋遊びに行っていい?もちろん未夜と沙織も!
満面の笑みで言う輝は本当に可愛い…。
う〜ん。今日はたしか何にも用事なかったよね?
部屋は…速く帰って片付ければいいし
『うん!いい…』
『ちょ!?志穂?生徒会は?』
急に割って入って来た沙織は焦ってるよう
あたしはそれを見てあることを思い出す…
あ!!
そういえば…生徒会!!
…めんどくさ
『え〜?無理なの?』
『う…ん。ごめんね?また今度で!』
『分かった♪でも…志穂って生徒会入ってたけ?』
『…一ヶ月だけね…。』
『ほえ?…ま、まあガンバ!!』
そういうと輝は笑いながら戻っていった
ごめんね?輝…未夜…。
『はぁ〜…。志穂忘れてたの?』
『はは…まあね』
呆れながら言う沙織に苦笑いのあたし…
昨日の内に沙織にすべて話しておいたから、沙織は全部分かってる
いつもまにか教室にはあたしと沙織しかいなくなってた
『…あ。でもあたし一人で行けってこと?』
『えーと…私も行くからぁ!』
不安なあたしの気持ちを察したのか沙織は笑ってそう言った
やったっ!!
沙織最高!
沙織は優しい
あたしが困ってるといつも助けてくれる…
いまも