私の敵はチビ会長




ガラッ




『…失礼しま〜す…。』



生徒会室のドアを静かにそっと開ける


ヒョコッと顔だけだして中を見た




そこには…





『おせぇぞ…。』



不機嫌な顔で生徒会長イスに座っている会長


ちなみに、欄さんと進くんはいない様子…



他にも人が2人がいて、生徒会室でくつろいでる




『ご、ごめん』

『まあまあ、そんなに怒らないであげて?』

『…だってそいつが…』




あたしを庇ってくれたのはソファーでくつろいでいた髪の短い女の人



誰だろ?


なんかスポーツばりばりやってそうな日焼けしてる肌の印象的な女の人




会長はその人が話し出した瞬間口ごもった


顔を背けてなんかグチグチ言ってる





『あの〜…ありがとございます』



ペコリと頭を下げてお礼を言うあたし




『うぅん!!いいの!それより中に入って?』

『あ、…ありがとうございます…』

『う〜ん…』




生徒会室に入りソファーに誘導された



会長を見てみるとまだ拗ねてグチグチ言ってるよう




会長…あの人となんかあったのかな…?



ふと、前に視線を移すとさっきの女の人が目の前に立ってあたしを見てる




そして…なんか唸ってる




『うっ…うっ…』

『あの…』

『かわいいっ!!!!』




え!?



急に抱きしめられたあたし…



耳には会長のため息が聞こえる




く、苦しいっ!?


頬をすりすりされて痛い。そして首を絞められてる


















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