私の敵はチビ会長





プッ…



髪をかく会長は照れ隠しバレバレ…




そんな会長が面白くてあたしが笑ってるのを見ると会長はいきなり背を向けて
歩きはじめてしまった




え!?帰るの?




『か、会長!?』

『ん?なに?』

『…な、なんでもない。』


言葉につまってしまったあたし





引き止める言葉とか見つからない!


…ていうか引き止める意味ないし…




不思議そうな顔していた会長だけど、あたしが困ってると分かったのか



『またな』と笑って帰ってしまった




あ…。帰っちゃた…


なんか残念な寂しいような不思議な感覚…





でも寒いここにいてもしかたないから部屋に帰ることにした









バタンッ



カチと部屋中の電気をつけ、荷物を床に置いて


一番綺麗でお気に入りのソファーに座る




はぁ〜…疲れた。


生徒会中寝てたとは言え…まだ寝不足だよ〜…。





ソファーで寝ないようにお風呂にはいることにした






『ふぅ〜…気持ちいぃ〜。』




めいいっぱい体を伸ばしリフレッシュ



ピチャピチャと水しぶきが飛ぶ音があたしは好き…


神秘的に飛ぶ雫がまた水に戻っていく。なんかいいんだ…







…そういえば…あいつ結局飲み物買ってないじゃん





まあこっちに来た理由はだいたいわかるけど…



あたしを送ってくれたんだよね?



怖がってるのがわかったから…







『はぁ〜…どんだけ優しいの?』
























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