私の敵はチビ会長





お風呂をでると着替えのそばでケータイが光ってる




沙織かな…?


沙織からだと思い深く考えずにメールを見てみた










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to志穂
from非通知
題名:登録しとけ

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これ俺のアドレスだから登録しといて?あと、寒くないように暖かくして寝ろよ朝遅れたら殺す 
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差出人は不明で分かんないはずなんだけど…


これ絶対あいつから





あたしはメール内容を見て笑ってしまった。ちょっとにやけ?




だって、暖かくしてって…お母さん?




お母さんみたいな文とそのあとの文のギャップがすご過ぎてまた笑えてくる





『う〜ん。メールの返信したほうがいい?』




しばらく考えたけど、どっちにしようか決めかねて結局ベットで決めることに





ドサッ



固くて布団が薄いベットはあたしの体にはきつ過ぎる…




絶対引っ越してやる…。


胸の中で決意を固めて、さっきから手に握り締めてるケータイを開く








もう20分たっちゃた…。返信するならしないと…




そうして、あたしは返信してみることに


文を打つ手は緊張して震え気味…









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to会長
from志穂
題名:登録完了♪

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会長こそ明日絶対来てよ?寝るときは湯たんぽあるから大丈夫だよ(@^U^@)
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打ち終わった瞬間緊張感から開放されたから今度はいっきに眠気が襲ってきた



あたしがメールなんかで緊張するなんて…




そう思いながら会長からのメールを待つことなく寝てしまった



























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