私の敵はチビ会長
ずーとみてると落ち込んでくるからあたしはお気に入りのソファーに座った
『あ!!そこ俺の席。』
『早いもの勝ち!!会長は自分の指定席あんじゃん?』
『あそこケツ痛くなんだよ…。』
『知らないから、鍛えれば?』
あたしは絶対ゆずらないとだも言うように足までソファーにのせた
ここはふわふわで気持ちいいんだァ〜。
そう思いながら会長のほうを見ようとした時―――…
ドサッ!!
『痛ったぁ〜!!』
急に背中を押されバランスを崩したあたしは地面に落とされ、
かわりにソファーを見ると会長が笑いながら座っていた
…痛い。
おしりをさすりながら会長を睨む
『…なにすんの?』
『突き落とし。』
また楽しそうに笑いあたしを見る
う…。そんな楽しそうな顔されると怒れない…。
あたしは俯いて下を向きながらブツブツと言う。
『いくら座りたいからって落とすことないじゃん…。』
『ごめんごめん!!本当はちょっと脅かしたかっただけ』
慌てながら苦笑いをして謝ってくる会長
本当、子供みたいだ…。
あたしは俯きながらだけどちょっと笑ってしまいそう
だけど我慢して顔をちょこっと上げる
『脅かすってレベル?』
『だからごめんって?』
『じゃあちょっとずれてよ』
『え?こう?』
左に少しずれて首を傾げる会長。右側が一人ぐらいはいれるほど開いた
あたしは立ち上がりそこにちょこんと座る
会長はびっくりして目を見開きながら不思議そうにあたしを見る
あはは!!この顔この顔。からかい概があるなぁ