私の敵はチビ会長
『なに固まってんの?はやくやんないと!!』
『あ…あぁ。じゃあやるか?』
あたしの大きな声が聞こえたのかいそいそと動き出す
ぎこちなく鞄から紙を取り出し、あたしに見せながら説明をする
…意味分かんない…。
会長はそれであたしが理解してると思ってるんだからすごい…
一通り説明し終わったのか紙を鞄にしまい、ソファーをたった
え?どこ行くの?
『会長?どっかいくの?』
『は?クラスに説明しに行くに決まってんじゃん。』
『え?あたしいまの話全然わかってないけど?』
『え…マジ?』
『分かったほうがすごいよ…。』
会長は頭をかくと大きくため息をつく
わざとらしい。
チラッと時計に目をやってるからあたしも時計を見た
会長はすごい困った顔をしていて、もっと話きいとけばよかったって反省させられる…。
…ごめん。会長。
『う〜ん。もう時間ないしな…あ〜おまえは俺の横にいるだけでいいや!』
『はぁ?いるだけ?』
『そ。ほら行くぞ!』
『え?あ、ちょっと!?』
会長に手を引っ張られ勢いよく生徒会室をでる