私の敵はチビ会長











『はあぁぁ〜…』

『んだよ。そんなため息ついて』

『ん?いや…ただ疲れただけ…』

『あんだけで?』

『女の子だから辛いんだよ』

『…女の子?』




会長は首を傾げて辺りを見回す



…ムカつく。



でもあたしは本当に疲れていたから、反撃はしない


小さくため息をつくと生徒会室に入っていく






ドサッ



ソファーに足を広げてどう見ても女の子っぽくない…


会長が遅れて入ってきてあたしを見ると顔をしかめた



なに…?





『なぁ…』

『なに?』

『その格好…』

『なんか悪い?』

『いや…別に。』



片手で顔をおおっていかにも困ってそう…


この格好がなんか変?



あたしは自分の格好を上から見てみた





ッ!!!?///



パンツ丸見え…!!



急いで足を閉める。…会長これを言いたかったんだ…


あたしの顔をもう真っ赤…



会長に見られた〜!!




『…見た?』



上目目線で小さく聞いてみる




『…見てない…。』

『本当は?』

『見てないって』

『顔赤いけど?』

『…マジで?』




会長は慌てて自分の顔をペタペタ触る


慌ててるからどんどん顔が真っ赤に…



嘘なのに…





『…嘘。』

『…てめぇ』




会長の顔ご引きつってるけど、そんなの関係ない。




あたしはさっきひどい目にあわされたんだから



これぐらいいいじゃん





ソファーに仰向けになる


チラッと会長の方を盗み見た



やっぱ…かっこいいんだよね


だからあんなにモテるんだ


本人は自覚なさそうだけど…
























< 75 / 485 >

この作品をシェア

pagetop