私の敵はチビ会長
『はあぁぁ〜…』
『んだよ。そんなため息ついて』
『ん?いや…ただ疲れただけ…』
『あんだけで?』
『女の子だから辛いんだよ』
『…女の子?』
会長は首を傾げて辺りを見回す
…ムカつく。
でもあたしは本当に疲れていたから、反撃はしない
小さくため息をつくと生徒会室に入っていく
ドサッ
ソファーに足を広げてどう見ても女の子っぽくない…
会長が遅れて入ってきてあたしを見ると顔をしかめた
なに…?
『なぁ…』
『なに?』
『その格好…』
『なんか悪い?』
『いや…別に。』
片手で顔をおおっていかにも困ってそう…
この格好がなんか変?
あたしは自分の格好を上から見てみた
ッ!!!?///
パンツ丸見え…!!
急いで足を閉める。…会長これを言いたかったんだ…
あたしの顔をもう真っ赤…
会長に見られた〜!!
『…見た?』
上目目線で小さく聞いてみる
『…見てない…。』
『本当は?』
『見てないって』
『顔赤いけど?』
『…マジで?』
会長は慌てて自分の顔をペタペタ触る
慌ててるからどんどん顔が真っ赤に…
嘘なのに…
『…嘘。』
『…てめぇ』
会長の顔ご引きつってるけど、そんなの関係ない。
あたしはさっきひどい目にあわされたんだから
これぐらいいいじゃん
ソファーに仰向けになる
チラッと会長の方を盗み見た
やっぱ…かっこいいんだよね
だからあんなにモテるんだ
本人は自覚なさそうだけど…