私の敵はチビ会長













『な、なにすんだよ?』

『ちょっと黙っててよ?あたし今回想中。』

『は?…大丈夫か?』




返事をせず、また回想をはじめる








で…。



あたしが一緒についてくのを見てまた騒ぎ始める女子



『えぇ!?誰?』

『あの〜…もしかして…彼女とかぁ?』



不安そうにそして焦ってるようにも見える顔で聞いてくる


あたしは困りながら顔を精一杯横にふった




はぁ?彼女?


どこをどう見たらそう見えるわけ?




安心そうに胸をおろす女子達を見て呆れ顔の会長とあたし




『どうしてそう思うんですか?』

『えぇ〜?だって…藍川くんが女の子連れてるなんて珍しいから』

『え?そうなの!?』

『うん!!久しぶりに見たよ?』

『へぇ〜。もっと遊んでんだと思ってた…』

『あはは♪そんなことないよ〜?男の子ってそんなイメージだけど、藍川くんは全然違うの!!そういうところが好きなんだ///』




顔を赤くする女子を見てあたしはびっくり…




か、会長のことを好きなんだ…。



目の前で赤くなってる女の子はけっこう可愛い



こんな可愛い子に告白なんかされたか会長おっけいしちゃうんじゃない?





『かいちょ…』

『ありがと。すっごい嬉しい…でもごめんな?』

『っ!!…いいんです…でも、大好きですから!!』




なに…これ?



学園祭説明の予定がなんかピンクオーラばりばりになってしまった




てか、普通に断るんだ…


なんの動揺もしてなかったし




















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