私の敵はチビ会長
『いいけど…?』
かすれがかった少し低い男の声
その声が聞こえたとたん身震いがおこった
色っぽい声が聞こえたと同時にもっと変な声が聞こえたからだ
『ひゃっ///』
あたしはなんか恥ずかしくなって地面にうずくまる
段々ヒートアップしてくる変な声…しゃがんでてもきこえるよ///
『んっ…』
きゃぁぁああ!!ヤメて!
姿はみえないけど…明らかにエッチなことをしてる様子…
もうこれ以上聞きたくなくてその場から逃げ出した
『はぁはぁ…。』
下駄箱まで走りきってもうへとへと…あの声もさすがに聞こえない
思い出しただけで真っ赤になってしまう
すごいとこ見ちゃったな…
み、みんなあんなことやってんのかな…?
その時浮かんだのは会長の顔…なんか…やってそう
あんなにモテるんだもんね?そりゃ…キスぐらいやってるかぁ
自分の経験のなさが呆れてくる
あたしなんかまだキスも手つないだ事だって…