Sleeping dream
――キ-ンコーンカーンコーン
    キ-ンコーンカーンコーン――



“終わったぁ!”と、言うと彼女は伸びをしている。

私は家に帰ってからの予定を考えていた。
まず、シャワーを浴びて…


「ねぇねぇ、愛。
 この後、久しぶりにみんなでカ ラオケ行くんだけど、愛も行か ない?」


レナの声で後ろを振り返る。
彼女の後ろにはケンやユウト、ナオトもいた。



彼らは懲りずに私を遊びに誘う。

嫌ではなかったが、暇な時でも行く気にならない時もあった。


私はレナに両手を合わせ、ゴメンのポーズをした。


「えぇー!!
 私、このままじゃ逆ハーレム!?」


そんな彼女をユウトは笑いながら、“いいじゃないですか、姫。”と右手を差し出す。


彼女も満更でもないのか、“そうね。”と満更でもない様子で言い、彼の右手に手を乗せる。




“また今度遊ぼうね”と彼らに手を振り、急いで家に帰る。






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