Sleeping dream
「嬉しい。」



バスローブの中から現れた私の白い肌を見る度に男は褒めてくれる……


「たまんないねぇ、愛の体は。
 若いからピチピチしてるよ。」


男は私をベッドに押し倒すと、私の体を舌で這う。


私の首筋に顔を埋めながら、耳元で囁く。




「愛……



   君は最高だよ。」



この言葉たちが私の心を埋めていく。


あと、一時間もしたら、泡のように消えてなくなってしまうのに……





私、何やってんだろう。




ばかみたい。


ハイエナみたいに、女に群がる男たちに私は何を期待してんだろう。





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