Sleeping dream
「ごちそうさま。
 後片付けはママがやっとくから 。」


「ありがと。
 明日も早いの?」

私は熱いお茶を飲んだ。

お茶の熱が体を通るのが分かる。


「そうね。」


「じゃあ、早く寝なよ。
 私、二階にいるから。」

「ありがとね。
 勉強、頑張ってね。」



本当にどっちが親か分からない。



今日は勉強しよう。

最近、家でノートを開けてない。

予習と復習はしとかないと。

おじさんたちからのメールはほったらかしだけど。

でも、誰にも文句は言われちゃいけない。



部屋に入ると、携帯の電源を切った。

そして、とにかく無我夢中で勉強した。






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