Sleeping dream
でも、よかった……





今の私は宮本さんの一番。





ねぇ……


もっと、もっと言ってよ。


可愛いって、

綺麗って、

最高って、

好きって、

愛してるって、



男は息を荒げ、私の体を舐め回しいる。

私は男にしがみつくように抱きつく。


「愛っ……
 …―っ―…っ―……」


私が小さく頷くと、男が私の体の中に勢いよく入ってくる。


男が私を突き上げる度、私は小刻みに吐息を漏らす。

男の脂ぎった汗がベッドに染み込む。






私は偽りの快楽に溺れる。

この時は自分が愛されていると感じる事ができる。

たとえ、相手にとっては自分の欲を満たすためのおもちゃだとしても。






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